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SAYONARA

今日は部屋の大掃除。

使ってない"北の死に部屋”を仕事部屋に改装した。

兎に角ひたすら寒かったが、

まあ使えるようなレベルにまではなった筈だ。

…使うかは置いといて。

 

作業BGMに選んだのは、ORANGE RANGEのアルバム。

Ghostが学生の頃に流行ってた歌手らしい。

やっぱ上手いなあと聞いてたら、突然Ghostが泣き出した。

「この曲、漣のテーマ曲だった…」

急にそんなん言われてもと驚きはしたが、悪い気はしない。

他の奴のイメソンも、そのうち記事にする予定らしい。

 

俺は高校の多感だった時期に俺は生み出されたんだ。

すっげー病んでるのも自覚してる。

その波が激しいのもな。

けど、それだけの理由でGhostを傷付けるのは…おかしいだろ。

あいつくっっそ面倒だけど、

それを悟られないようにするスキルはある。

そんなしょーもない理由で切り捨てた奴らを、

Ghostは未だに嫌いになれない。

『嫌われても仕方がない』なんて、毎日作り笑いしてる。

…痛々しいことこの上ない。

他人がどう受け取ろうが知らんが、自分ではそう思ってるんだとよ。

 

可哀想と可愛いは、似てる。

って知人が言ってたんだが。まさにその通りだよな。

『悲劇のヒロイン』『世渡り上手』『ガリ勉女』

Ghostが好きだった――、でも嫌われた奴らに言われた言葉だよ。

よくある言葉でも、受け取る側が傷付いたならそれは暴力だ。

殺すつもりがなくとも、殺人鬼になる。

そんな奴らばっかだよ。

虐めを止めないくせに加わりもしない、

何もしないくせに遠巻きに見殺しにする馬鹿な奴ら。

だから俺が、代わりに殺ってやるんだ。

俺が殺した、殺したくなくて殺した、

…『SAYONARA』せざるを得なかった…

そんな過去を、殺す。

それが俺の、Aim。

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